就業不能保険と所得補償保険について

怪我や病気などで働けなくなった時に備えて、生活費をどう賄うのかを健康な状態なうちに考えておくことはとても重要なポイントです。実は生活費の補てんに役立つ制度は色々あり、それぞれの特徴を知って加入しておくと万が一の時に安心できます。まずは、各生命保険会社が取り扱っている就業不能保険についてです。これは就業不能になると、毎月決まった金額が受け取れる制度です。ただし、働けなくなってから60~180日程度、お金が受け取れない免責期間があることは知っておくと良いです。補償範囲は病名限定のものから、疾病内容を問わないものまで様々です。自営業でも会社員でも加入することは可能です。続いては損保が取り扱っている所得補償保険です。これは働けない状況になってから免責期間7日で、お金が給付されるなどの特徴があります。そのため、有給休暇がなく働けなくなった翌日から収入がなくなってしまう自営業向きの商品といえるでしょう。免疫期間は短いですが、お金の給付期間が就業不能保険よりも短いことに注意が必要です。